10月6日(火)午後2時から、当寺にて狂言の鑑賞会を開催しました!
って、うちのお寺にそんな、能舞台をつくれるわけもなく😅
8月31日に無観客で執り行われた狂言の舞台をインターネットで配信されたものを門徒さんと一緒に本堂のモニター用のテレビを使って鑑賞したのです😆
今回の狂言の鑑賞会、事の発端は、私どもの寺の衆徒である加藤元さんからの発案を受けてのこと。
実は、加藤さんは狂言師でもあるのです!
その加藤さんが国立能楽堂で開催する「山本則俊喜寿記念 山本会別会」という会に出演することになったのです。
当初は3月に開催予定だったのですが、新型コロナウィルス感染症の為順延、そして延期をした8月にもまだ観客を入れて公演は難しいとなり、無観客での開催、それを録画し、後日、期日を切っての開催となりました。
狂言のことは、わたしも全くわからないので、省かざるを得ませんが、能は「ミュージカル」・狂言は「コント」のようなものだそうです。
今回、拝見した「山本会別会」は、狂言の「大蔵流 山本家」の主催で、当主(家元?なんとお呼びするのか確かめるの忘れてました😅)第四世 山本東次郎さんは人間国宝であり、喜寿記念の山本則俊さんは東次郎さんの弟さんになられます。
詳しくはこちらを→ 大蔵流狂言 山本家 H.P
今回は、
「末広」(すえひろがり)
「伊呂波」(いろは)
「釣狐」(つりぎつね)
「福部の神 勤入」(ふくべのしん つとめいり)
の四曲(狂言では、演目のことを曲というそうです)と
素囃子「獅子」(すばやし しし)・・・囃子(はやし)だけの演奏
の合計約二時間。
それプラス、曲(演目)前などにどういう話で見どころはどこかを加藤さんに解説いただき、三時間のこゆい鑑賞会となりました!
参加いただいた門徒の皆さんのも喜んで頂き、なんのことはない、一番、面白がって楽しんでいたのはわたし(副住職)だったりして、とてもいい会ができました。
ある意味、コロナ禍のおかげでできた会ですし、通常でしたら、わたしは観に行けない、観られなかったものが観られたわけです。
(だいたい土日に開催されますから。お寺は土日が一番忙しので、土日は無理なんです)
狂言は、人間の一番人間らしい汚さや、驕りや、愚かさを滑稽に描き出しているものが多いようです。
わかりやすく言えば「男はつらいよ」の世界かな。(ちょっと乱暴?😅?)
ぜひ、機会があれば、生の舞台を観たいと思わせていただけました。