浜松市三ヶ日町の摩訶耶寺の内陣の厨子の中に祀られている千手観音像。平安時代の作。
正式名称は「十一面千手千眼観音」ともいう。頭頂の仏面は4面のみ残っている。
まっすぐ立ち、正面から見ると体はすっとした細身であるが、横から見ると意外と腰はどっぷりとしている。唇は赤く、ふっくらとしたお顔はまるで少女のよう。
修復作業の際に左の下から2番目の手のひらの親指の付け根に墨で眼が描かれていたことが判明した。
田中ひろみの今月の仏像2021.04.15
浜松市三ヶ日町の摩訶耶寺の内陣の厨子の中に祀られている千手観音像。平安時代の作。
正式名称は「十一面千手千眼観音」ともいう。頭頂の仏面は4面のみ残っている。
まっすぐ立ち、正面から見ると体はすっとした細身であるが、横から見ると意外と腰はどっぷりとしている。唇は赤く、ふっくらとしたお顔はまるで少女のよう。
修復作業の際に左の下から2番目の手のひらの親指の付け根に墨で眼が描かれていたことが判明した。