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第52回 道成寺の根本本尊「千手観音像」

田中ひろみの今月の仏像2021.10.09

和歌山県日高川町の「道成寺」の本堂に祀られている根本本尊「千手観音立像」。このお像は、33年に1度しかご開帳されない秘仏の「北向き本尊・千手観音像」の体の中から発見された胎内仏なのだ。北向き本尊を移動する際に、たまたま右手の体側部側が外れて、像の腰部の背面よりの埋木の穴から、仏像が収められていることが発見されたのだ。この発見された胎内仏は、大きさが2.46メートル、奈良時代作で、乾漆造・木彫併用、クスノキ材の仏像だった。損傷してバラバラに収められていた胎内仏が復元修理されて、現在のお姿になった。千手観音なのに頭上面がないという古式の珍しいお姿のお像だ。

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